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ドンドンドドドンどんどん行くばい!
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戦争
「きのこ」
「たけのこ」
「は?謙也何言っとんねん、きのこの山の方が美味しいに決まっとるやんか」
「自分こそ。売上人気共にたけのこの里が上なのは世の知る所や」
「売上と人気だけで美味しさが決まる訳やあらへんし?それにいくら人気があったとしても、たけのこって食べる時ぼろぼろ落ちるし手汚れるやんか。その点きのこの食べやすさはたけのこの追随を許さへん」
「ぼろぼろ落ちるんはクッキーだからや!きのこなんざクラッカーやろ、クラッカー。それやったら普通のクラッカーと板チョコ一緒に食っても変わらんわ」
「クラッカーがええんやろ!あのサクサク感とチョコが口の中でも一緒になるのがええんや」
「えー、俺いっつも歯で分離して別々に食べてまうから分からん」
「勿体ないわっていうか小学生か」
「つーかきのこは溶けたらチョコ同士でくっついて大変な事になるやんか。あかんわ、あれはあかん」
「夏時のチョコ菓子はみんなそうなるやろ。きのこにばっかり文句言うなんてこれだからたけのこ派は」
「何やて!?もういっぺん言うてみい!」
「やるんか!?」
「何喧嘩しとんねん、自分ら」
「「白石!」」
「外まで聞こえとったで。何騒いどんねん」
「「白石はきのこ派!?たけのこ派!?」」
「トッポが一番やろ。手も汚れへんし溶けへんし最後までチョコぎっしりで無駄があらへん」
「「!!??」」


ちなみに千芳は季節限定品きのこ派
小ネタ | 23:44 | comments(0) | - | chica
好きって言わせてよ
「瀬戸さん」
「うん?」
「好きやで」
「うう…」

白石の言葉に、聡子は恥ずかしさから机に突っ伏した。3限と4限の中休み。目の前に座る彼に告白され、付き合って早半年。事あるごとに「好き」と言ってくれる事は勿論嬉しいのだが、恥ずかしすぎる。
今だって本当に何でもないように、そう、聡子の前の席の椅子に後ろ向きに座って、「せや、今日のお昼は学食で」などと言う他愛ない会話の流れから、突然そういうことを言い出すのだ。本当に唐突で心の準備も出来なくて、毎回動揺してしまって心臓に悪い。

「あの、白石くん」
「ん?」
「自分で言うのも難だけど」

綺麗な顔がこちらをじっと見つめて来る。この人が生まれてくる時に、きっと美の女神が祝福を与えたのだろうなあ。本当に綺麗な人だ。眩しい。眩しいです王子様。
白石とまともに見つめあえず、聡子はすっと目線を下に逸らす。少しだけ躊躇してから、口を開いた。

「その、私と付き合ってて不安にならない?」
「不安?」
「その、白石くんはいっつも言ってくれるのに、私は…気持ち、ちゃんと伝えられてないし…」
「ああ、そんなこと」

白石がへらっと笑う。余裕の笑みだ。この人がこういう笑い方をしないのは、テニスをしている時くらいのものだ。テニスをしている時の彼は、もっと挑戦的で挑発的で恍惚とした、それはもう艶然とした笑みを浮かべている。いや、今はそんな話をしているのではない。
聡子がちらりと顔を上げると、白石は穏やかな微笑みを浮かべていた。色素の薄い髪、左腕の包帯、白いシャツ。それらが陽に透かされて白いレイヤーが掛かったように輝いて見えた。少しだけ間をおいて、白石がおもむろに口を開く。

「瀬戸さん、自分が思っとる以上に顔に出るし、俺は全然不安に思ったことなんてあらへんよ」
「え?」
「せやなあ…例えば遠くの俺を見つけた時の顔とか、普段の何でもない視線とか仕草とか?その全部が、俺の事好きって言ってくれるから」
「えええええそんな風に見てたの!?」
「うん」
「うおおおおお恥ずかしい…」
「何やねんその叫び、男らしいなあ」

顔を覆って机の上を転がるように悶絶する聡子の頭上から、白石の軽やかな笑いが降って来る。

「違う?」
「…違わない…」
「せやから俺の方が、伝えな不安になってまうんや」
「そんなこと!…ないよ!」

聡子がばっと顔を上げると、白石とばっちり目が合った。今度は逸らさないで、何とか言葉を絞り出す。飲み込もうとした唾が変な所に入りそうなほど緊張している。何でもない休み時間なのに、何てことない会話なのに、どうしてこんなに緊張してしまうのだろう。

「…私も白石くんのこと、ちゃんと好きなの」

「だから、たまには私にも好きって言わせてね」

言い切った瞬間に机に突っ伏す。頬が火照ったように熱い。恥ずかしい。自分がどんな顔をしているかなんて分からない。けれど、とにかく言った、言い切った、と思った瞬間に不意に視界が薄暗い白に染まった。上から覆いかぶさるように抱きしめられたと気付いて数秒、「俺、今めっちゃ幸せかも」とこの上なく優しい声音が一番近い所から響いて来た。
小ネタ | 23:25 | comments(0) | - | chica
好きって言ってよ
「言ってよ」
「…」
「私の事、好きじゃない?」
「…」

学校の帰り道。随分と街路樹も寂しくなってしまった。落ちた枯葉を踏み砕きながら、「そう言えば私、告白されてから一度も謙也に好きって言われたことない」と聡子は思い出したように口に出してみた。
本当は今思い出したことでも何でもない。付き合って半年、少しだけ気になっていたことだった。けれど、隣を歩く謙也は聡子の言葉を聞いても押し黙ったままだ。

「私は謙也の事、好きだけど」

聡子が続けざまにけろっと言って見せる。本当はものすごく恥ずかしいけれど、何とかポーカーフェイスを作りつつ謙也を見上げる。
謙也と言えば難しい顔をして、それでいて顔は真っ赤だ。本当に分かりやすくて素直で実直な、聡子には勿体ないくらいの彼氏だ。
どうやら聡子の語調が思ったよりもキツかったらしい。謙也は押し黙ったまま、手も繋がずに隣を歩いている。そう、付き合って半年も経つのに手も繋げないのだ。
謙也は普段お喋りなだけに、押し黙ると何を考えているのか分からない。
もしかして、まずい事を言ってしまったかなあ。これがきっかけで険悪になるかもしれない。少しだけ聡子は自分の言ったことを後悔する。本当に、口は禍のもとだ。

「…聡子」
「ん」
「俺も!…お前の事!好きやで!」
「…」

大声でそう言った後、「あかんあかん恥ずかしい…」と謙也は小声で早口に言ってしゃがみこむ。

「…」
「おい、何とか言えや」
「…どうしよう、めっちゃ嬉しい」

聡子が思った以上の謙也の「好き」の破壊力に茫然としていると、立ち上がって目の前に立った謙也に右手を握られた。弱々しく優しく握られたその左手を、聡子はぎゅっと強く握り返した。
紅潮した頬に冷気が心地良い。二人の初めての冬が来る。
小ネタ | 15:37 | comments(0) | - | chica
あの日
「うう…」
「どないしたん。腹抱えて。便所か?黙っとるから早よ行って来いや」
「いや…うん、何でもないから…」
「うん?重症か?」
「ううん、軽症だと…思う…」
「おーいケンヤー」
「おー、今行くー」

白石に呼ばれた謙也は不思議そうな顔のままラケットを抱えてコートの中へ駆けてゆく。
その様子をどこで見ていたのか、コートの隅にあるベンチの脇で蹲る花純の傍に、今度は小春が歩み寄って来た。

「イヤねえ謙也クンてば」
「…」
「立てる?花純ちゃん」
「うう」

唸り声で返事をすると問答無用でベンチに引き上げられ、小春の隣に座らされる。
ぷりぷりと怒ってみせる小春に同調したいと思いつつ、だからと言って謙也を責める気にもなれず、花純は肩を落とす。まだ下腹部に鈍痛が残っている。

「貧血かしらねえ」
小春がいたわるように笑った。狙って話題の的を外したであろう小春に、かすかに笑って返事をする。
「もう一日中痛いから、もう我慢するしかないんだけど…」
「それは困ったなあ。ワイに出来ることならしてあげたいんやけど」

小春は「このボール籠、しまうヤツやろ?後で持ってっとくわ」と足元の籠を指差した。
それに花純は首を振って「それよりこの痛さを代わって欲しいかな」とふざけて言うと、小春は少しだけ困った顔をした。

「小春ちゃんは部活しないでええの」
「今は蔵リンとケンヤくんでコート占拠しとるし、隣でも半壊させる勢いで銀さんと金太郎はんが打ち合っとるから、ワイの出番は暫くなさそうやで」
「そう言えばユウジは」
「えーっと、何やったかなあ」

相方の行動はきっと把握しているであろうに、秀才の級友は白々しくとぼけてみせる。
ちょっと笑った途端に、再び鈍痛の波が来た。お腹を抱えて前屈みになると、小春の左手が背中から腰にかけて優しくさすってくれる。

「…」
「…」
「…じゃあちょっとだけ、肩貸してくれる?」
「ええわよォ、勿論」

ぱっぱと左肩の埃をはたくと、「どうぞ」と語尾にハートをつけながら花純の方へ腰をずらす。

「あらまあ、冷や汗」

花純が肩に寄りかかると、小春は首に掛けたタオルで花純の首筋に浮いた汗を拭ってくれる。

「ありがとう」
「どういたしまして」
「小春ちゃん、良い匂いする」
「せやろ?汗臭いの、めっちゃ気をつけてるんやでえ」

「乙女の嗜みやからな」と響くくぐもった声の低さは、肩の筋肉の硬さは、それは確かに男の子のものだった。


ユウくんが発見するまであと300秒くらい
小ネタ | 23:59 | comments(0) | - | chica
つめたい手
「寒い」
「寒くない」
「寒い」
「寒くない」
「寒い」
「寒くな「俺も寒いッスわユウジ先輩」
「チッ…勝手にしたらええ」

ユウジが観念したように花純の手にカイロを戻した。

「やった!ありがとう財前くん!」
「別に。俺自身のためですから。ほら」
「冷たっ!?」
「ね?」
「ッギャー!あんま握らないで!体温が!奪われる!」
「何握り合っとんねん自分らは。二股か花純」
「ジョーダン。っていうか二股?誰と財前くんで?」
「それ言うなら俺と誰やろ?」
「嫌ですわあ白石部長。俺らはまだ清い健全な男女交際ですから。花純先輩ってば手繋ぐだけでもギャーギャー騒いで煩くて敵わん」
「どうでもいいけど財前くん、いらない誤解招かないでね、君の手が冷たいからだからね」
「どうでもいいんかい」
「ちえー」

ユウジの手からやっと取り戻したカイロを今度は財前が奪う。花純が「あ!」と言う前にぎゅっと握ると、ぽんと花純の手の中に投げて寄越した。温もりを奪われたカイロはしわくちゃのまま、一層冷たく花純の掌で死んでいる。
寒い。何しろ寒い。太陽の出ている昼間はまだしも、夕方ともなれば太陽の恩恵も虚しく冷え切ってしまう。早速今年もカイロに頼らざるを得ない。
意味もなくつっかかる白石に財前はカイロを握った手をぱっと開いた。

「白石部長も試してみます?俺の手めっちゃ冷たいッスよ」
「遠慮しとくわ。男同士で手握るなんざ気持ち悪いし」
「うう、体温奪われた・・・」
「カイロ何かに頼らんでも。人肌が一番あったかいモンやで」
「ギィャアアアア!どこに手突っ込んどるんや謙也!」
「首」
「ああああ冷たい冷たい!」
「なんてったってココはぎょーさん血通ってるからな」
「謙也、首はアカンで首は」

マフラーを巻いた花純の首に手を突っ込んだまま謙也が自慢げに笑う。くすぐったいのか花純がおかしそうに体を捩った。
白石が窘めると謙也はあっさり手を抜いた。白石は捩った拍子に肩からずり落ちたマフラーを直してやると、花純の手の温度を確かめるように何度か握って溜息を吐く。

「しっかしホンマ冷たいな」
「別に冷え性って訳でもないと思うんやけど」
「この年で冷え症は将来苦労すんで」

妙に嘆かわしそうな口ぶりで言うと、白石は花純の手を握ったまま自分のコートのポケットに突っ込んだ。

「ほら」
「あ、あったかい」
「せやろ?」
「うん」
「あっ!ずるいわよ花純ちゃん、蔵リンと冬の恋人ごっこやなんて!ちょっとアタシにも貸して!」
「恋人ごっこっt「小春ううううう!俺のポッケも空いてんで!白石よりあったかいで!」
「…ホンマキモいし暑っ苦しいし寒いしで最悪ッスわ」
「どれかにしいや」
「じゃあ、ウザい」
「お前は誰を見て言ってんねん!」

寒空の下、頬を真っ赤にさせた少年少女の攻防は今冬も続く。


人のポッケの中は暖かいよねという話

基本冷え性...ユウくん、財前くん
手が冷たい...小春ちゃん、白石部長、副部長
手が暖かい...謙也くん、師範、千歳
天然カイロ...金太郎さん
小ネタ | 20:42 | comments(0) | - | chica
もし神様が

「もし神様がいるとしたら?」

そうだねえ。ご隠居のお爺さんのような口調で呟くと、幸村は天を仰いだ。
口調と裏腹に、仰いだ彼の瞳は憎い敵を睨みつけているように厳しい。
7月の晴天。幸村くんの白いシャツがゆるい風にはためいて、眩しく光を反射している。
どうしてこんな話になったのか分からない。土曜日の終業後の午後、掃除の最中。いい天気だと思ったら、ふと彼が「まるで神様でも降りてきそうな日だね」と言ったのだ。

「俺は父を憎むよ」

暫く天を仰いだままで、やがて見上げる首を元に戻すと、神の子と呼ばれる彼はそう言って粛然と微笑んだ。
まるで礼拝堂が似合うような、純白の微笑み。
その微笑みに相応しく、まるで天使のように美しい容貌を持ち得た彼は、けれど天使と呼ぶにはあまりにも神々しくて、だからやっぱり、彼は神様の子供なのかもしれない。
武骨とはかけ離れた白い腕はスポーツをやっているなどとは夢にも考えられない。それをも神に愛された子供だからなのだろうか。

その神の子供は、平然と父を憎むと言い放った。訣別でも何でもない、至って普通に両親に対する感情を表すように。

「憎む?」
「そう。玉座に土足で上がって胸倉掴んで、「何でこんなことするんだ」って怒鳴ってやりたい感じ」

「実の父にもそんなことはしないけどね」と軽く笑う。ゆるいウェーブの掛かった前髪が束になって風に揺れた。
青味がかった黒の髪は日の光に濡れて光っているようだ。白い肌に黒い髪。その姿が立ち上る陽炎に揺らめく。
絵美は自分の頬を伝う汗で気が付いた。今日は、暑い。

「現実は誰にだって不都合な事実ばかりだ」
「幸村くんにさえ?」
「俺にさえ。と、いうか、俺だからこそなのかもしれないけど。神はいつだって俺に意地悪だよ」


だからこそ、いつかは。


「はっ倒してその横っ面ひっぱたいてやる。…なーんてね」

茶化した口調で括ると、幸村くんは「戻ろうか」と踵を返した。追いかけたいのに、絵美は一歩も動けない。
神様は見ているのだ。
彼のいた場所だけがぽっかりと白く浮かび上がるように日に照らされている。
小ネタ | 16:15 | comments(0) | - | chica
限界
それは、目の前でゆっくりと重力に従って傾いていった。
劇的なシーンほど、望ましくない悪夢ほどスローモーションのように映るのはどうしてなのだろう。
それは地面にたたきつけられると、パリンと乾いた音を立てて、割れた。


「ギイイイイイイヤアアアアアアア!!!」


突然の叫びに丸井は慌てて部室の扉を開けて飛び出す。
飛び出して目にしたものは、割れて無残な姿になってしまった植木鉢。と、その隣で手と膝をついて絶望しきっている同級生の姿だ。
とりあえず口の中のあたりめを飲み下してから、丸井は幸村のもとに駆け寄る。

「んん!?どうしたんだよ幸村くん!」
「ままま丸井聞いてくれ!俺のアントワネットが!」
「・・・は?」
「アントワネットだよ!俺の!俺が!大事に大事に!育てていた!」
「アントワネットォ!?何だよそれ?」
「アントワネットはアントワネットだって言っているだろ!?」
「・・・柳」

珍しく動揺している幸村とはどうにも話にならず、丸井は自分を追って背後に立った柳に問う。

「アントワネットはマリーゴールドだな。部室の外の脇に置いてあった植木鉢の。まめに精市が世話していただろう。丸井も何度か目にしているはずだが」
「ああ、一つだけ鉢に入ってたあれ?でもマリーゴールドでアントワネットって」
「やっぱり丸井もエリザベスの方が良かったと思うかい?」

そんな真剣な目で問われても。思わず丸井はたじろいた。いつぞや奪われたことのある五感が再び引いていくようだ。

「それともやっぱりエリザベスの方が呼びやすかったかな?」

そう言う問題でもないと思う。

「で?その植木鉢、どうしたんだよ?」
「そうなんだよ、ああ、思いだすだけでも恐ろしい・・・!」

人の話も聞かずにガタガタと震える始末だ。これでは話を聞けそうにない。

「アントワネットは園芸部の篠原から株分けしてもらったものだそうだ」
「お前もアントワネットって言うのかよ!」
「こんな場所で何をやっている?」
「あ、真田」
「真田!聞いてくれよ、アントワネットが・・・俺の・・・アントワネットが・・・!」
「うむ?アント・・・なんちゃらはそろそろ咲く時期ではなかったか?」
「真田もかよ!」
「ああそうだよ真田!だと言うのにアントワネットの鉢が・・・割れて・・・!こんな姿に・・・!」
「何だと!?誰だ!アントワネッツ・・・アントワネットの鉢を割った不届き者は!」
「噛むなよ!噛むなら言うなよ!」
「犯人は後でいくらでも捕まえられるじゃろ。アンを早く植え直してやった方が良いナリよ」
「仁王お前はいつからそこにいたよ!っていうか略してるし!?何!?その花ってそんな大切なもの!?」

丸井にとってはどう考えても視覚で愛でる植物よりも味覚と胃を満たしてくれる食物の方が大切である。
疑問符をめいっぱい頭の上に出して思案する丸井に、柳生がいつもと同じような事務的な口調でヒントを与えた。

「花が大切というか、株分けしてもらった人間が大切なんじゃないですか」
「は?誰が大切?一体ンなモン誰に貰ったんだよ」
「だから、篠原さんですよ。園芸部の部長の」
「篠原?」


この後盛大な犯人捜しが始まるが実は幸村くんが自分で割っちゃったことが発覚して、赤也が「これくらい俺のことも大切にしてくれればいいのに」って思う話。(続かない)
3行目を書いたあたりで薄々どうしようもない話だと言うのには気付いてました。

幸村部長をヒステリックキャラにしてごめんなさい
丸井くんを食いしん坊キャラにしてごめんなさい
全国の立海ファンにブラウザを通してごめんなさい

あたりめは 大好物です
小ネタ | 21:34 | comments(0) | - | chica
「か、風強っ!?」

風が強い。いつもより重たい部室のドアを開けたら、風が開いたドアの隙間をぬって、思いきり体当たりしてきた。思わずぎゅっと目を瞑る。手を翳しながらそっと目を開けると、グラウンドで砂ぼこりが舞い上がって、生き物のようにサッカー部員を襲っているのが見えた。四天宝寺のテニスコートが土コートでなくて本当によかったと思う。

「あーホンマや、かなわんわ」
「全っ然かなわん顔してないですね白石部長!?」
「せやかて風さえもが俺の美貌を更に美しく見せてまうんや、ほんまかなわんわー」
「ごめんいきなりどうしたの私突っ込みきれない」
「はいはい」

容赦なく吹きすさぶ風によろけると、「おっと」と白石が肩を掴んで押さえてくれた。その拍子に花純の舞い上がった髪が白石の顔に当たったらしく、「いったい!」と目を抑えている。

「わ、髪の毛が・・・ごめん」
「すごいなあ、魔女みたいになってんで。何やったかな、メデューサ?」
「ぐっちゃぐちゃになってまうー」
「結べばよかったんや。邪魔やろ?」
「だって結ぶと寒いんやで、ずっと短いとわからんやろうけど」
「へえ。やっぱそんなモンなん?」
「結構違うモンやで」
「ふうん?・・・ん、あったあった。ほら、後ろ向いて。結んであげるから」
「え、ありがとう。白石ゴム持ってたの?」
「うん、輪ゴム。」
「はっ!?」
「妖怪よかマシやろ」
「後でいじられるわ。小春とユウジに。髪ゴムを買う金もないのかと。」
「いじられたらええやん」
「輪ゴム外すの大変なんやで」
「部活終わったら外してあげるから」
「うん、ハサミで切っちゃって」
「おお。・・・何や、俺だけが外せるみたいでなんかええな」
「は!?」
「勝手に外したらあかんで?」
「な、何!?気持ち悪いよ!?もしかして白石熱でもあるんじゃないの!?」


風の強い日が続きますねということで
でも相変わらず主旨は違ってしまうわけで
実際輪ゴムで結んだことが何度かあるわけで
ごめんなさい(笑)
小ネタ | 23:54 | comments(0) | - | chica
地味に
ブログを引っ越しました。理由:思い立ったので
似てるのに使いにくいとはこれいかに。でもお世話になります。

今日は美空ちゃんのお誕生日ですね。おめでとうございます。2日違いです。
いつだったか日記に書いたことのある、「いい加減立体男性に興味持ちなよ」というありがたい忠告を下さった私の幼馴染も美空ちゃんと同じ生年月日でお誕生日なので(日本語がおかしい)、彼にはツンデレをもってプレゼントとしたいと思います。別におめでとうって言うためにメールしたんじゃないんだからねっ!

と、いうことで追記で美空ちゃんにプレゼントまがいな謙也くんSSです。無論おしつけです。
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小ネタ | 16:50 | comments(0) | - | chica
天才と呼ばれる所以
「何やってんスか、部長」
「んー?ちょっとなーこれが急に動かんくなってもうて」
「(何でピッチングマシーン・・・)」
「うーん、何で動かんくなってしまったんやろなあ・・・困ったなあ。学校のモンなんに」
「・・・ちょっと見せてください」
「?うん?」

カチャカチャ

「あ、これや」

ウイーン・・・ガコン!

「おおっ!?」
「「「おおーっ!!」」」
「やっぱり。ひとつ部品がズレとっただけみたいッスね」
「すごいな財前!見なおしたわ!」
「はっ?こんなことで見直されてm「天才や!財前くんはほんま天才や!」

天ー才!天ー才!天ー才!
天ー才!天ー才!天ー才!

「よう財前、お前先輩たちから天才って呼ばれてんだって?」
「・・・」

という感じで天才と呼ばれていたら可哀そうだなという話・・・
タイトルは、財前くんがもしもテニスをしてたらそう言う歌があったかもしれないという希望です。
小ネタ | 22:17 | comments(0) | - | chica