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ドンドンドドドンどんどん行くばい!
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「か、風強っ!?」

風が強い。いつもより重たい部室のドアを開けたら、風が開いたドアの隙間をぬって、思いきり体当たりしてきた。思わずぎゅっと目を瞑る。手を翳しながらそっと目を開けると、グラウンドで砂ぼこりが舞い上がって、生き物のようにサッカー部員を襲っているのが見えた。四天宝寺のテニスコートが土コートでなくて本当によかったと思う。

「あーホンマや、かなわんわ」
「全っ然かなわん顔してないですね白石部長!?」
「せやかて風さえもが俺の美貌を更に美しく見せてまうんや、ほんまかなわんわー」
「ごめんいきなりどうしたの私突っ込みきれない」
「はいはい」

容赦なく吹きすさぶ風によろけると、「おっと」と白石が肩を掴んで押さえてくれた。その拍子に花純の舞い上がった髪が白石の顔に当たったらしく、「いったい!」と目を抑えている。

「わ、髪の毛が・・・ごめん」
「すごいなあ、魔女みたいになってんで。何やったかな、メデューサ?」
「ぐっちゃぐちゃになってまうー」
「結べばよかったんや。邪魔やろ?」
「だって結ぶと寒いんやで、ずっと短いとわからんやろうけど」
「へえ。やっぱそんなモンなん?」
「結構違うモンやで」
「ふうん?・・・ん、あったあった。ほら、後ろ向いて。結んであげるから」
「え、ありがとう。白石ゴム持ってたの?」
「うん、輪ゴム。」
「はっ!?」
「妖怪よかマシやろ」
「後でいじられるわ。小春とユウジに。髪ゴムを買う金もないのかと。」
「いじられたらええやん」
「輪ゴム外すの大変なんやで」
「部活終わったら外してあげるから」
「うん、ハサミで切っちゃって」
「おお。・・・何や、俺だけが外せるみたいでなんかええな」
「は!?」
「勝手に外したらあかんで?」
「な、何!?気持ち悪いよ!?もしかして白石熱でもあるんじゃないの!?」


風の強い日が続きますねということで
でも相変わらず主旨は違ってしまうわけで
実際輪ゴムで結んだことが何度かあるわけで
ごめんなさい(笑)
小ネタ | 23:54 | comments(0) | - | chica
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